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死亡の女性、自力で部屋に戻る姿目撃 アパートオーナー - 朝日新聞

 東京都杉並区下井草3丁目のアパート2階の一室で26日正午すぎ、複数の刺し傷がある30代くらいの女性が心肺停止の状態で倒れているのが見つかり、搬送先で死亡が確認された。このアパートのオーナーの男性(71)が朝日新聞の取材に応じ、事件当時の状況を証言した。

 「助けて!」

 現場アパートと同じ建物に住む男性は女性の叫び声を聞き、外に出た。現場となった2階の一室のベランダで女性がしゃがみ込んでいるのが見えた。偶然近くに居合わせた郵便局員からも「上から声がしている」と伝えられた。当時、男性は携帯電話を持っておらず、郵便局員に110番通報を依頼。女性はこの後、自力で室内に戻ったのが見えた。

 男性は警察官が駆けつけるまで、隣接するアパートの通路から、現場となった2階の部屋の様子を見ていたが、途中で現場アパート前に移動した。すると、アパート敷地内から黒い服装の男が出てきて、歩いて立ち去ったという。警視庁は、この男が何らかの事情を知っている疑いがあるとみて行方を追っている。

 オーナーの男性は「この部屋に住んでいる女性は顔を見れば分かる程度で、詳しいことはわからない」。数分後、到着した警察官を部屋まで案内したが、室内までは見なかった。その際、玄関の鍵はかかっていなかったという。

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https://www.asahi.com/articles/ASM3V5HWVM3VUTIL03H.html

2019-03-26 10:29:07Z

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