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F35A墜落 防衛省、原因究明急ぐ 事故機から「訓練中止」連絡 - 日本経済新聞

青森県沖の太平洋上で消息不明となった航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aについて、防衛省は10日、墜落したと断定した。事故直前に機体から「訓練の中止」の通信があったことなどが判明しており、防衛省は原因究明を急いでいる。

防衛省内に設置した航空事故調査委員会で原因究明にあたる。岩屋毅防衛相は10日、省内で記者団に「調査委員会で原因を究明し、再発防止に努めたい」と述べた。調査に米軍の協力を得るよう調整していることも明らかにした。

搭乗していた40代の男性3等空佐の安否は明らかになっていない。総飛行時間が約3200時間のベテランパイロットで、F35Aの飛行時間は約60時間だった。調査委は一緒に訓練していた3機のパイロットを聴取するなど状況を調べている。

防衛省によると、F35Aの事故は世界で初めて。当面の間、国内に配備済みの同型機12機の飛行を停止する。ただ、いずれも訓練のためで実戦配備されておらず、空の防衛体制に影響はないという。

F35Aは米国などが開発した最新鋭のステルス戦闘機で、2018年1月から青森県の三沢基地で配備が始まった。事故を起こした機体は米国から部品を調達し、三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)で組み立てられた1号機だという。

政府はF35を次期主力戦闘機に位置付け、将来的に147機配備する方針。18年末に閣議決定した中期防衛力整備計画(中期防)では、F35Aと短い滑走で離陸して垂直着陸ができるF35Bを合計で105機買い増し、将来的に147機体制にする計画だ。トランプ米大統領による米国製装備品の購入拡大要求に応える狙いもあった。仮に機体のトラブルが原因であれば、調達計画に影響が出かねないとの懸念も出ている。

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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43564840Q9A410C1PP8000/

2019-04-10 05:27:00Z

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