東日本大震災復興を軽視する発言で辞任した桜田義孝前五輪担当相(69)が16日、自身のホームページに「謝罪文」と題したコメントを掲載した。

「この度は、私の発言により多くの国民の皆さまに多大なるご迷惑や不快な思い、ご心配をお掛けしたことを心よりおわび申し上げます」

その上で「もちろん、被災地の復旧復興は私の一番の願いであります。この度の私の発言の責任をとり、国務大臣の職を辞することを決断しました」と説明し、「すべての国民の皆様に重ね重ね謝罪すると共に今後とも被災地の復興に全力を傾けていくことをお誓い申し上げる次第です」との決意を示した。

桜田氏は今月10日、岩手県出身の自民党衆院議員、高橋比奈子氏のパーティーで「復興以上に大事なのは高橋さんだ」と発言して辞任。それ以前の度重なる不適切発言も踏まえて、事実上の更迭となった。