お茶の水女子大付属中学（東京・文京）で秋篠宮家の長男、悠仁さまの机に刃物が置かれた事件で、同校に侵入したとみられる不審な男に似た人物が、近くの地下鉄駅の防犯カメラに映っていたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は男が地下鉄で逃走した疑いがあるとみて足取りを調べている。
秋篠宮家の長男の悠仁さまが通う付属中があるお茶の水女子大の正門（27日午後、東京都文京区）
捜査関係者によると、事件が発生した26日、同中学がある大学構内の防犯カメラに、ヘルメットをかぶった中年くらいの不審な男の姿が記録されていた。その後、近くの地下鉄の駅構内にある防犯カメラにも、男と背格好がよく似た人物が映っていたという。
大学構内の防犯カメラ映像の分析では、男は当時、黒っぽい手袋をしていたという。警視庁は身元の特定を防ぐため、教室や机に置いた果物ナイフなどに指紋が残らないように手袋を使ったとみている。
これまでの捜査で男は26日午前、同中学のインターホンで「水道工事で呼ばれた」と告げて校舎内に入ったことが分かっている。大学の周辺では所有者不明のヘルメットが見つかった。
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44348200Z20C19A4CZ8000/
2019-04-29 12:09:00Z
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