10日朝に宮崎県沖の日向灘で発生したマグニチュード(M)6・3の地震は、南海トラフ巨大地震の想定震源域で発生した。気象庁は日向灘で起きたM6以上の地震が大地震につながったケースは過去にないことなどから、「直ちに南海トラフでの巨大地震につながるものではない」との見解を示した。
今回の地震は南海トラフ地震と同様に、日本列島が載っている陸側プレート(岩板)と、その下に沈み込むフィリピン海プレートの境界で発生した。地震のメカニズムも逆断層型で同じだ。
日向灘では数十年ごとにM7級の地震が起きているが、会見した同庁の中村雅基地震津波監視課長は「今回のようにM6・0以上の地震が発生した後、より規模の大きな地震が発生した事例はない」と指摘した。
同庁は南海トラフ巨大地震の想定震源域でM6・8程度以上の地震が発生した場合、巨大地震発生との関連を調査する。中村課長は「今回は規模がそこまででなく、調査を始めるかどうかの検討もしなかった」と述べた。
https://www.sankei.com/affairs/news/190510/afr1905100013-n1.html
2019-05-10 04:13:00Z
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