東京・池袋で乗用車が暴走し、母子2人が死亡した事故で、警視庁が、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで事情聴取していたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。飯塚元院長は聴取に「ブレーキを踏んだが利かなかった」などと説明しているというが、警視庁は運転ミスが原因とみて捜査している。
飯塚元院長は胸を骨折する重傷を負って入院しているが、警視庁は回復状況から聴取が可能と判断した。近く退院する見通しで、事故現場に立ち会わせ、当時の状況を調べる方針。ドライブレコーダーなどの物的証拠が確保され、逃亡や証拠隠滅の恐れもないとして、任意で捜査を続ける。
捜査関係者によると、飯塚元院長は「亡くなった方と、けがを負われた方に申し訳ない」と謝罪する一方、「アクセルが戻らなかった」「ブレーキを踏んだが利かなかった」などと説明。運転ミスを否定しているという。
警視庁は車の機能検査を実施し、アクセルとブレーキには異常がないと判定されており、踏み間違いが原因の可能性が高いとみて捜査している。
事故は4月19日に発生。自転車に乗っていた近所の松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)が死亡し、飯塚元院長と同乗の妻を含む10人が負傷した。
https://www.sankei.com/affairs/news/190517/afr1905170031-n1.html
2019-05-17 10:40:00Z
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