2019年05月30日20時01分
川崎市多摩区で、スクールバスを待つ私立カリタス小学校=同区=の児童ら19人が殺傷された事件で、直後に自殺した職業不詳岩崎隆一容疑者(51)が標的を選ばず、手当たり次第に被害者を切りつけていたことが30日、神奈川県警多摩署捜査本部への取材で分かった。
捜査本部は、襲撃の一部を映したスクールバスのドライブレコーダー映像を解析。同容疑者が児童らを無差別に襲ったとみて、動機の解明などを急いでいる。
捜査本部によると、映像には岩崎容疑者が両手に柳刃包丁を持ち、走りながら保護者の女性(45)や、児童の列に襲い掛かる様子が映っていた。児童らを選別して狙った様子はなかったが、ほとんどの被害者の傷は顔や胸など上半身に集中していた。
岩崎容疑者は28日朝、自宅最寄り駅から電車で小田急線登戸駅に移動後、約500メートル先の現場に直行。包丁が入ったとみられるリュックサックを所持し、人通りの少ない線路沿いを歩く姿が付近の防犯カメラに映っており、職務質問などを受けないように、人目につかない道を選んだ可能性もある。
現場到着後の同日午前7時40分ごろ、子どもを送ってきたとみられる外務省職員小山智史さん(39)を刺し、その後、女性と児童17人を襲撃。小山さんと同小6年栗林華子さん(11)が死亡した。
岩崎容疑者は、襲撃直後に首を切って自殺。死因は出血性ショックだった。所持していた包丁4本は自宅で普段使っているものではなく、事前に購入したとみられる。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019053000855&g=soc
2019-05-30 11:01:00Z
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