保育園児たちの楽しい散歩が暗転した。大津市大萱6丁目で8日午前、保育園児の列に車が突っ込んだ交通事故。現場には複数の園児がぐったりと倒れ込み、救急車で次々と搬送された。「なんで」。園児が搬送された病院では、保護者とみられる女性の泣き叫ぶ声が響いた。
ドーンという音、子どもたちの名前呼ぶ声
現場は琵琶湖沿いの見通しのいい直線道路の交差点。多くのパトカーや救急車、消防車両が集結し、歩道には前部が破損した白い自動車が乗り上げていた。
事故直後に現場に行った京都市右京区の無職男性(69)によると、園児3人が倒れ、体を動かせない様子の保育士もいた。負傷した子どもたちは次々に救急車で搬送され、AEDが道路に置かれていた。保育士とみられる叫び声が響いていたという。
現場近くで仕事中だった人の話によると、ドーンという車のぶつかる音がした後、女性が子どもたちの名前を何度も叫ぶ声が聞こえたという。
近くにある大津市東部子ども療育センターの女性職員は事故現場に駆けつけ、泣いている子どもたちの面倒をみた。「泣き叫んでいる子ばかりで、できることをしただけ」と話した
近くの旅館で働く大津市の女性(43)も現場に駆け付けた。担架で運ばれる園児の体を大人がさすり、警察官の声だけが響く異様な雰囲気だったという。
女性は、晴れの日は園児が保育士に引率されて事故現場付近をよく散歩する姿を見かけるという。「子どもたちが事故に巻き込まれるなんて、本当にショック」と声を震わせた。
近くの30代主婦は「お母さんの立場に立つと、泣きそうになる」と話した。
京都新聞
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00010004-kyt-soci
2019-05-08 04:31:00Z
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