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東京・江東で80歳縛られ死亡…渋谷と同一犯か : 国内 - 読売新聞

 東京都江東区東陽のマンションで28日、住人の女性(80)が両手足を縛られて死んでいるのが見つかった。防犯カメラに不審な3人の姿が映り、室内には荒らされた形跡があることから、警視庁は強盗致死容疑で捜査を始めた。逃走車両の通行記録などから、渋谷区で相次いだ緊縛強盗と同一グループが関与したとみられ、同庁は高齢者を狙った連続強盗事件として調べている。

 発表によると、死亡したのはマンションの3階に住む加藤邦子さん。28日午後1時55分頃、掃除に訪れたケアマネジャーが、室内であおむけに倒れて死んでいるのを発見し、110番した。両足首は粘着テープで縛られ、両手首にはラップのようなものが巻かれていた。口は粘着テープで塞がれていた。玄関は施錠されておらず、室内は激しく荒らされていた。目立った外傷は確認されず、警視庁は3月1日に司法解剖して死因を調べる。

 加藤さんは1人暮らしで、28日午前10時半頃まで自宅で友人と会っていた。マンションの防犯カメラには、その約30分後の午前11時頃、黒いフードをかぶり、マスクをした不審な3人が順番に建物に入る姿が映っていた。3人は午前11時半頃、一緒にマンションを出て、近くに止めた灰色の軽乗用車で走り去った。

 3人は男とみられ、警視庁は、加藤さんが室内に押し入った3人に襲われて死亡したとみている。

 都内では1月11日と2月1日、渋谷区初台と笹塚の高齢夫婦宅に男3人が押し入り、体を縛った上で現金などを奪う強盗事件が相次いで発生。いずれも被害者宅には事件前、自宅にある現金の額を聞き出そうとする「アポ電」と呼ばれる不審電話があった。

 この2事件の現場から走り去った車と、江東区の現場から逃走した車の通行記録を照合した結果、警視庁は、三つの事件に同一グループが関与したと判断。両手を縛るなど、強盗の手口も酷似していた。警視庁は、加藤さん宅にも「アポ電」がなかったかなどを調べている。

 現場は東京メトロ東西線東陽町駅の北西約300メートルの住宅街で、近くには小学校や高校がある。

 現場のマンションには立ち入り禁止の黄色いテープが張られ、捜査員らが室内や玄関付近を入念に調べていた。女性宅の階下に住む男性(72)は「朝から自宅にいたが、争うような物音や悲鳴などは聞かなかった。付近で不審者に関する情報はなく驚いている」と話した。

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https://www.yomiuri.co.jp/national/20190301-OYT1T50066/

2019-02-28 20:00:00Z

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