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「ゴオオと…ものすごい音」強い横揺れ、不安の夜 - 読売新聞

 18日夜、新潟県村上市で最大震度6強を記録した地震では、2016年11月以来となる津波が新潟、石川、山形3県で観測された。揺れが強かった地域は山間部にも広がり、落石が発生している可能性もある。警察や消防が詳しい被害状況の把握を急いでいる。

 気象庁は地震直後、山形県、新潟県上中下越と佐渡、石川県能登に津波注意報を発表。その後、新潟市で10センチの津波を観測したほか、粟島、佐渡市鷲崎(ともに新潟県)、酒田(山形県)、輪島港(石川県)で微弱な津波を観測した。

 「ゴオオというものすごい音がして、1分ほど横揺れがあった」。村上市企画財政課の佐藤光平主査は、こう話した。役所内の書類や物は崩れなかったという。

 村上市のラーメン店では、食器が棚から落ち、十数個が割れたという。店長の男性(60)は「小刻みな強い横揺れで驚いた。夜が明けてからの街の様子が気になる」と話した。

 村上市の村上総合病院では、エレベーターが緊急停止したが、医療機器などに影響はなく、200人超の入院患者にけがはなかった。男性職員は「患者の安否確認を行ったが大きな混乱はない」と語った。

 震度6弱を観測した山形県鶴岡市の60歳代の男性は自宅にいたところ長い揺れに襲われた。「自宅が壊れるかと思うほどの揺れだった。花瓶が落ちて割れていた」と声を震わせた。

 山形県によると、震度5弱を観測した酒田市ではブロック塀が2か所で倒れ、市役所とホテルに500~600人程度が避難した。夫婦で避難した同市若竹町の女性(57)は「日本海側は地震は大丈夫と思っていたが、東日本大震災の津波のことが頭をよぎり、怖くなってすぐに避難した」と話した。

 酒田市の公務員女性(59)は自宅が川沿いにあったため家族ら4人で、車で15分ほど内陸側にあるコンビニ店まで避難した。店の駐車場は他の住民の車約30台で埋まったといい、「東日本大震災の津波を思い出し、怖くなって避難した」と話した。

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https://www.yomiuri.co.jp/national/20190619-OYT1T50155/

2019-06-18 16:58:00Z

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