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8歳長女にヘッドスピン・水風呂…初公判で認める - 読売新聞

 小学生の長女(当時8歳)の手足を縛って水風呂に入れるなどしてけがを負わせたとして、暴力行為等処罰法違反(常習的傷害)に問われた福岡県那珂川市の母親(29)と内縁の夫のダンス講師の男性被告(29)の初公判が7日、福岡地裁(岡崎忠之裁判長)であった。母親側は「暴行はしたが、けがは負わせていない」とし、内縁の夫は起訴事実を認めた。

 起訴状によると、2人は共謀し、昨年12月29日、同県筑紫野市にあった自宅で、長女の両手足首をビニールテープで縛って冷水を張った浴槽に入れ、今年1月24日にも結束バンドで両手首を縛って水風呂に入れ、両手首に約1週間の軽傷を負わせた。内縁の夫は同25日、長女の左腕を殴って2週間以上のけがを負わせたとされる。

 検察側は冒頭陳述で、2人が長女に対し、しつけと称して、倒立した状態で頭で回転する「ヘッドスピン」を強要したり、殴ったりしていたと指摘。長女の体の傷痕が児童相談所に発覚してからは、痕が残らないように水風呂に入れるようになったと主張した。

 長女に「わがままをいわない」などの誓約書を書かせ、それを守れないと数時間、水風呂に入れ、携帯電話で撮影していたという。

 県警は2人を殺人未遂容疑で逮捕したが、福岡地検は「殺意を認定できない」と判断し、暴力行為等処罰法違反で起訴した。

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https://www.yomiuri.co.jp/national/20190607-OYT1T50179/

2019-06-07 06:49:00Z

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